たれ猫かぐら。

めちゃめちゃやわらかい。いわみちさくらという漫画家さんが『尻尾の付け根のゆるい猫』と漫画を描かれていたので、何気にそばにいた神楽で実践してみたところ、で、できたー！＠＠　他の子はうちまきはともかく、硬くてとんでもありません。

スコ座りするような関節のやわーい子達は普通にできるんでしょうか。スコティッシュフォールドの骨形成異常というものはとくに尾の付け根や後ろ足関節に先に症状が出るといわれているので、姫のときには尻尾の長さを気にしたり、定期的にうちまきができるかの確認をしていたりしていたものですが、まさか背中にくっつくとは・・・（笑）

『スコティッシュフォールドを飼う前に知っておくこと』

折れ耳というかわいい猫種ですが、基本的に軟骨形成異常が起こすものなので、他種よりも、多指症や、骨瘤、骨格異常、心臓疾患、その他の内臓疾患などの遺伝疾患がでやすくなります。折れ耳が立ってしまった場合や折れ耳の子猫の方が市場価値がある為、また飼い主の同型接合障害についての無知の為に折れ耳同士の交配が多く行われているのが現状です。先天的にカルシウム吸収障害があるとききます。骨瘤と呼ばれる軟骨形成異常は生後4カ月頃から骨の成長が止まる生後13ヶ月前後に、軟骨の形成が異常となり痛みが出たり、手足の末端の部分の骨が変形して、リウマチ様の症状を示します。尾から後肢・前肢そして脊髄と広がる骨の病気です。
現時点ではその原因は不明な点が多く、残念ながら決定的な治療法も確立されていないようです。
症状の程度はさまざまですが、重度の猫では歩行ができなくなるだけでなく、かなりの痛みを感じ泣き叫ぶ子もいます。かつては両親とも耳折れ同士の繁殖で発生すると言われてましたが、最近は耳折れでない親からの症例も報告されているそうです。また、４年も５年もたってから発症する子もいるようです。

また、軟骨形成異常だけでなく、心肥大のある子は開口呼吸をしたり、腎臓に小さな穴が先天的に開いているため、徐々に腎機能が低下する子もいます。

そのような先天性疾患が出やすいため、ブリティッシュショートヘアとアメリカンショートヘアのドメスティック交配が認められています。

ドメスティックっていったって、アメリカンショートヘアとかブリティッシュも心肥大多いし。
ペルシャとか人為的な発祥で誕生しているような純血種の猫は雑種に比べて弱い事はなあんとなく人間もしかり、ですが。

姫の両親は立ち耳、折れ耳と聞いていましたが先日の話によると、立ち耳といっていたのはどーもやはり、半立ち耳だった様子です。今から思うと姫のかわいい丸い体型は血の濃く出たスコティッシュフォールドの典型だった気がします。ポウもとっても丸い子でした。幸い、彼女は骨形成異常もなく小さな頃から走り回っていましたが確かに関節の弱い子で、ポキポキと音のなる幼少時代ではありました。手足もしっかりした椛と神楽をみていて、違いを発見するたびに、心が痛む毎日です。もし、私のサイトへ遊びにきてくださって、スコティッシュフォールドを家族に迎えよう、と思う方がいらっしゃったら、必ずこれだけは知っておいてください。猫好き友などはいわずとも知っていてくださるのですが、私の母などはまったく無頓着で、折れ耳をほしがるタイプです。
そしてもし、家族に迎えた子に残念ながら症状が出たりした場合は、症状により、かなりの医療費がかさむ場合もあります。

それだけの覚悟と愛情を持って最後までしっかり面倒をみてあげる、かつ、しかるべき繁殖者より譲り受けられるのが最善かと思います。

とかいっちゃって。私はペットショップの繁殖には反対～とかいいながら、ご縁か、もしくはかわいさで一目ぼれしてしまう口なんですが、来た子には、その子の特徴や体質を理解した上で、何があっても途中で投げ出さない覚悟だけは200％の自信を持って家族の一員にしています。かわいいかわいいだけじゃ、ないんです。

大切な大切な、我が家の子ども同然です。