家の中、家の外。

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今日も今日とてサバオはごはんを食べにやってくる。

あー、DIY前のコンクリートの壁が汚い・・・!

サバオがくるようになってから、サバオを撮影するたびに手入れの行き届いていない庭が我慢ならなくなって、エクステリアのDIYをはじめたようなものである。

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サバオの声が聞こえると、窓に鈴なりなうちの家猫ちゃんたち。(ちなみにこれで全にゃん集合ではない)

だいたい、なぜ野良猫なサバオがこんなに多頭飼いしている我が家において、邪険にされずに一年以上もご飯をもらい、寝床を提供してもらえているのかというと、彼の性格が非常によかったからなのだ。窓が開いていても、とりあえず、黙って中をのぞいている。そして、ニンゲンが自分に気が付くのをひたすら待っている。

時々気づくのが遅くなって、うちの子たちの代表、外猫経験のある長老がものすごい声でケンカをしかけたら、サバオはいつでも買って出る。一度だけ、そういう対面があったのだけれど、たいがい怖いうちの長老の
「オヨヨヨヨ~!!オワー!!」
な声のはるか3倍ほどでかい、サバオの
「ギャオーーーーーーー!」
ニンゲンもびびってしまう空を劈く威嚇声にうちの猫たち、一目散へ二階へ非難・・・。まあ、網戸を突き破っての喧嘩に発展しなくてニンゲンは助かったと思うのだが、もしここに、今は天国にいった気のめっぽう強い先代の白長毛猫がいて、サバオの喧嘩を買って出ていたら、リビングで、野外で、転げまわる大乱闘になって、うちの子たちはサバオに殺されているかもしれないと思うとぞーっとする。(サバオのルーツと思えるようなでっかい茶虎と実際先代猫は何度もとっくみあいの喧嘩をして、人間が巻き込まれて病院送りになったという話である) とにかく、なぜか外と中の棲み分けに成功していたので、サバオはここに居場所があるわけだ。世渡り上手なやつである。

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このころ、北風があまりに強く、寒さしのぎがかわいそうに思えた人間は、サバオのために布の猫ベッドを撤去し、ワンコ用の犬小屋を設置するのであった。しかしサバオは猫である。猫が犬小屋で寝るのだろうか。一抹の不安を覚えながら(野良猫な分際のサバオに)大枚をはたいて犬小屋を置いてみて、様子見。ベッドの中にはサバオがいようがいまいが、夜10時からホカロンが入るVIP仕様の徹底振り。

ところがやっぱり、入ってくれる様子がない。ごはんで釣ってみると玄関の中に入りたいという。玄関はまずいのだ、犬小屋に入ってくれたまえ、サバオ君。となだめるも、いやいやをしてその日はどこぞへお帰りに。相方と夜のごはんを食べながら無駄な買い物になったかもーっと、ため息をついていたのだけれど、あきらめ半分に夜中に二階から覗いてみたら。

サバオ、悩みもせずに、あっさり犬小屋で寝てるのだ(爆)

【K-co.社 辞令】

ダンボールの箱→木綿の寝床→犬小屋

平社員     →係長   →課長

出世したな、サバオよ!(笑)

このごろはお気楽なもので、毎日毎日やってくるかと思えばいきなり二日こなかったり、朝は6時前にやってきたり、そうかと思うと夜の8時過ぎにきてみたり、朝の10時くらいからべったり夕方まで寝ていたり、朝来てご飯食べてパトロールにでていったと思うとまた夜ご飯に夕方にきてみたり、きままな暮らしぶりだけど・・・朝の5時は勘弁して。

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